こんにちは、こがたです。
哲学書などは人生の羅針盤のようなものかもしれません!
読む状況・時期によって捉え方が変わってきます。
その都度、自分の進んでいる方向性を見つめ直し、修正することができます。
オススメの方法は「自分にあった本を2、3冊見つけて定期的(半年程度)に一回読み返す」です!
この記事ではぼくがこれまで何十冊も読んできた哲学書・精神関係の書籍から何度も読み返している良書を3つ紹介します。
- 人生の方向性を定めたい
- 読書家
- 変わった考えを知りたい
- 人生について悩んでいる
- ムズカしい哲学書を読みたい
ただし、内容が少しムズカしいです、、、
友達に紹介したところ10人に2人くらいがハマってくれました!
読書に慣れてない方はムズカしいと思いますが、チャレンジしてみてください。
どの本も本質をズバッとついてくれるので、モヤモヤした考えがなくなりスッキリすることができます!
各書、少し引用して紹介するので、ムズカしさをつかんでください。
ものぐさ精神分析
「ものぐさ精神分析」はぼくが18歳のころ出会い、人生観が変わった本です。
毎年1回は読んでいるので、これまで10回以上読み返しています。
この本は、人間の考えの本質が書かれています。
美しいとは言えない考えも分析しており、人間関係が複雑な現代人にとって大事な考え方が書かれています。
400ページの文庫本でボリュームのある本です。
- 歴史について
- 性について
- 人間について
- 心理学について
ぼくは歴史にあまり興味なく「歴史について」は飛ばすことが多いです、、、
「性について」と「人間について」がかなり面白いです!
表面的な言葉は一切なく、すべて本質をズバって伝えてくれます。
読んでいて、モヤモヤしていた考えがスッと整理されるので読んでいて気持ちがいいです!
(若干ムズカしいですが、、、)
少し引用して紹介します↓↓↓
われわれは日常生活のあらゆる場面で、幻想我と現実我の葛藤を経験し、その調整に苦慮し、あれこれ迷い、ときには一方を、ときには他方を優先させ、絶えず揺れ動いている。名を捨てて実を取ったとき、恥を忍んで嫌な上役に頭をさげたとき、降伏して命乞いをしたとき、われわれは現実我を選んだのであり、そのとき、なおざりにされた幻想我は、耐え難い屈辱感となって心に傷を残す。逆に、誇りを持して利害打算を無視したとき、見栄を張って気前よくふるまったとき、食わないで高楊子を使うとき、われわれは幻想我を選んだのであり、そのときには、現実損害と苦痛は避け難い。
ものぐさ精神分析
うわっ、ムズッ!!!
でも雰囲気なんとなくわかるかも〜
雰囲気で全然OKです!
なんとなくわかったものを自分の言葉に変換することで、大事なことを見つけることができます。
人間関係など何か悩みがある方はバカバカしく思えてくるので、是非読んでみてください。
続 ものぐさ精神分析
実は「続 ものぐさ精神分析」という続編もあります。
- 歴史と文化
- 性と性差別
- 人間について
- 感情について
- 作家について
個人的には1冊目の方が面白かったです!
1冊目をアップデートしたような内容になっているので、こちらから読み始めても問題ありません。
興味ある内容があれば読んでみてください!
快楽主義の哲学
「快楽主義の哲学」は「サド裁判」で有名な澁澤龍彦さんの書籍です。
240ページ程度でさらっと読めます。
※性的な内容もあるので女性にはオススメできないかも、、、
「人生において何が大切なのか」考えさせられる本です。
快楽と幸福の違いの説明や、快楽を追求した人が何人も紹介されます。
この本を何度も読むことで、自分がやっていることで評価されなくても自信が持てるようになりました!
- 幸福より、快楽を
- 快楽を拒む、けちくさい思想
- 快楽主義とは、何か
- 性的快楽の研究
- 快楽主義の巨人たち
- あなたも、快楽主義者になれる
悲観的ですが、何をやっても人間には死が訪れます。
「それなら力いっぱい楽しもう!」と思えて何度でもチャレンジできます。
少し引用したものを紹介します↓↓↓
人間の文明は、かならずしも幸福の増加を約束しない。むしろ人間の自由を束縛し、「現実原則」を発達させ、いきいきした快楽をつかもうとする人間本来の欲求をそそうさせる。
快楽主義の哲学
幸福とは、あくまで「現実原則」に拘束された欲求の満足なので、持続的ではあっても、激しさに欠け、さらに個人のせまい主観や信仰の色めがねによってながめられることが多い。そしてほとんどの場合、即座の満足を避けて、ひきのばされた満足を求める消極的な傾向である、と。
これもムズカしいけど、なんとなくわかる〜
ちょっと頭良くなった気分になれていいかも!
自分の生き方に自信を持つことができます。
メンタルがやられかけている方は是非読んでみてください!
人間の建設
「人間の建設」は近代日本の文芸評論の確立者である小林秀雄さんと日本数学史上最大の数学者である岡潔さんが各種テーマについて話したことがそのまま書かれています。
つまり日本の文系トップと理系トップが「人生」「学問」「生きかた」について、どう捉えているのか教えてくれます。
最初から最後まで会話形式で書かれており、全部で150ページ程度なのでスラスラ読むことができます!
自分の考え方と比べながら読めば、ものに対する見方の幅を広げることができますよ〜
- 学問をたのしむ心
- 無名ということ
- 国を象徴する酒
- 数学も個性を失う
- 科学的知性の限界
- 人間と人生への無知
- 破壊だけの自然科学
- アインシュタインという人間
- 美的感動について
- 人間の生きかた
- 無明の達人
- 「一」という観念
- 数学と詩の相似
- はじめに言葉
- 近代数学と情緒
- 批評の極意
- 素読教育の必要
テーマが多いので、1つ1つは数ページで簡潔します!
少し引用して紹介します↓↓↓
初めに方向が決まって、死ぬまでほかのことはしていませんな。おもしろいことですね。いろいろ作家を見ていますと、大体二十代で方向が決まって、それからあとほかのことは考えていませんね。考えられないに違いない。そういう人は正直だから自分の身丈にあったことしか考えようとしないのですな。精神を集中しているとか何とかいうことではなく、ほかのことを考える暇がない、その赴くままに歩いているのですね。
人間の建設
これは読みやすそうですねぇ〜
確かに会話口調で書かれていますね!
サラサラっと読むことができるので、興味がある方は是非読んでみてください。
最後に
どの本も読むのがムズカしいですが、意外と読んでいるうちに頭にスッとはいってきます。
どれも安く手に入るので、興味があるものがあれば読んでみてください!
意見交換とかできたら嬉しいので、お問い合わせかTwitterでご連絡お待ちしています〜
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!!
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