筋の通った小説を書くための7つのポイント|ポイントをおさえれば最後まで書き上げられる

筋の通った小説を書くための7つのポイント|ポイントをおさえれば最後まで書き上げられる 楽しみ
筋の通った小説を書くための7つのポイント|ポイントをおさえれば最後まで書き上げられる
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いきなり自分の話ですが、ぼくはこれまで何回も小説を書こうとしてきました。

しかし、書いていくうちに以下のような問題がおこり、最後まで書き上げることができませんでした。
・想定しているものとは違って回収できない
・登場人物の人物像がまとまっていない
・結果がブレていく

この記事では具体的にまとまった内容の小説を書き上げる方法を7つのポイントにまとめて紹介します。

以下に当てはまる方は参考になると思います。
・小説の書き方を学びたい
・どうすれば一貫性のある小説を書けるのか
・書き終えるためには何に注意を向けるべきか

7つのポイントは1つ1つ簡単なことですので、誰でもすぐ取り入れることができます。
しかし、つい忘れがちになるので、書き慣れている方にも参考になるはずです。

プロの小説家が最後まで書き終える流れについては『夢枕獏さんに学ぶ小説の書き方|書き終わるまでの全体の流れ』にまとめているので参考にしてみてください。

それでは始めていきましょう!

1)登場人物のキャラクターを決める

1)登場人物のキャラクターを決める

登場人物にどういう特徴があるのか決めておきましょう!

しっかりと設定しておかないと、書いていくうちに自分の感情が入ってきて、人物像がブレていき、最後のほうは何が何だかわからなくなってしまいます。。。

それはそれで人間らしく面白いものになるかもしれませんが、伝えたいことがある場合は登場物の特徴を決めておく必要があるでしょう。

具体的にはルックスをイメージして記録しておく、という方法があります。

イメージするルックスはキャラクターと紐づいたものにしましょう。

例えば、ぼくの場合は以下になります。
・ずる賢い:メガネをかけている、細身
・ガツガツしている:筋肉質、声が大きい、背が高い、短髪
・人見知り:低身長、ヒョロヒョロしてる、服がダサい


このようにイメージしておくと、その人物がどういうことを考え、何を言うのか想像できるようになります。

文章量にもよるのですが、基本的に小説は1日で全て書き上げることはできません。
イメージ像を記録しておくことで、一貫した人物を描いていくことができます。

この方法を極めれば、なにか1つの特徴に特化した主人公を描く小説を書くこともできます!

2)感情の動かす

読者は何か感情が動くことを期待して小説を読みます。

喜怒哀楽を意識して小説を組み立てていけば、読者の感情を動かすことができ、よい作品になっていきます。

感情の動きのなかでもっとも難しく、効果のあるものは「笑い」です!

笑いはどのような状況でも人を幸せにすることができます。

しかし、人によってツボが異なるので、これといった定型があるわけでもありません。

クスっとした笑いでもよいので、なにか入れ込んでおくと作品としてよりよくなるでしょう。

その他の感情の動きも、流れの中で都度あるものではなく、準備しておいたものを一気に動かす、という構成にしておくと、深みがましていきます!

3)タイトルの考え方

3)タイトルの考え方

タイトルがいかに重要なのかは誰でも知っていますよね。

大切なのは小説の入り口となるからです。

タイトルを考える際のポイントは以下の2つです。
・インパクト
・コンパクト

インパクト

タイトルだけで「どんな内容だろう」と思わせることで印象を残すことができます。

そんなこと言われてもどうしたら。。。となりますよね。
ぼくもそうでした。

具体的には、「疑問を持たせる」ように意識しましょう!

タイトルだけで、なんとなくどういう風な内容か想像できるものもあります。
具体的なところに疑問を持ち、読みたくなります。

例えば以前紹介した『スクラップ・アンド・ビルド』ではなにか再構築するんだろうなぁーと想像することができ、自分も改めてなにか始めようと思っていたので、何を考えどのような再構築をしてくのか気になり読んでみよう!となりました。
「【ネタバレ注意】「スクラップ・アンド・ビルド」から学ぶ、人生の違和感を解消する考え!」

ほかには、タイトルではまったく予想できないものがあります。
そのままの通り、内容が想像できないので、どんな内容か気になります。

ぼくは、梶井基次郎さんの『檸檬』とかがそうですね。
檸檬で小説が書けるのか?農家の話?とかいう疑問がありました。
実際に読んで見ると、檸檬があんなことになるとは。。。w

タイトルはなにか疑問を投げ、興味を持ってもらえるよう意識しましょう!

コンパクト

コンパクトにすることで覚えてもらいやすくなります。

逆に長くなると、覚えにくく、説明的になってしまいます。

タイトルでいろいろなことを伝えたくなり、ついつい長くなってしまいがちですが、逆効果です。

タイトルで理解できすぎると、ある程度知っている気持ちになり、興味がなくなってしまいます。

タイトルは短く、興味を湧かせるようなものにできるよう意識していきましょう!

4)悩んだときの対処法

小説に限った話ではないですが、何かに悩んだら立ち止まりましょう!

悩んだ状態のまま、書き進めていくと、流れがあらぬ方向に進んでいき、頑張れば頑張るだけ取り返しがつかなくなっていきます。

悩んだり、うまくいかないときは、一度原点に立ち返るようにしましょう!

本当に伝えたいことはなんだったのか、どのように伝えたかったのか、再認識することができます。

意外と進めているうちに、原点を見失っていることがあります。

そういうときこそ、悩みがやってきます。

なかなか進まない、よい方法が浮かばないときはまず原点に立ち返ってみてください!

5)短くても完結させていく

5)短くても完結させていく

ぼくはいつも長編を書こうとしていました。
その度に書き上げることができずに途中でドロップアウトしていたのです。。。

それはそうですよね!
マラソンと同じです。これまでロクに走ってこなかったのに、いきなりフルマラソン走ることはできないです。

まずは短い距離から走っていき、スキルを身に付け徐々に距離を伸ばしていきます。

小説は書いている最中も楽しいし、書き終えると達成感を得ることができます!

短編でも書き終えると達成感があります。
このように楽しみながら作業していくことができたら、継続していくことができ、自然とスキルが身についていきます。

描写のスキルなどがよい例です。
数こなせば必ず伸びていきます。

また、楽しみながら短編でも書き終えていくと、徐々に長編が書けるようになっていきます。

せっかく書いたのなら途中で投げ出さす、完結の方向を変更して、書き終えるようにしてみてください。

6)あとがきを書く

読者の中にはなぜこの小説を書いたのか、気になる方も多いです。

普段どんなことを考えて、この小説を書こうと思ったのか、なるべく具体的に書くとよいでしょう!

これらのことをあとがきに書くことで締まりのある小説にすることができます。

自分ならでは、自分らしさを伝えることができたら、その小説はもちろん、その後の小説にも興味を持ってもらえるかもしれません。

せっかく小説を読んでくれたのですから、よい小説止まりにするのではなく、自分自身についても紹介していきましょう!

7)アイデアは練るよりも形にする

最初から面白い小説を書くことは絶対にできません!

それはプロの小説家でも同じでしたでしょう。

自分で納得いかない作品でも、進めていくうちによくなっていくことがあります。

どんなにダメな作品でもコツコツと書いていけば、自然と改善されていくものです。

逆に、いくら考えても何か書いてみないと作品ができることはもちろん、成長してくこともありません!

アイデアを練ることが大切なことですが、まずは形にしていくことを第一に考えましょう!

まとめ

感覚的なところも大切ですが、事前の準備がないと最後まで書き上げることはできません。

前提として最も大事なことは読者を意識することです!
この意識がなければ結果独りよがりのものしかできあがりません。

7つのポイントをできるだけ多く押さえながら書き上げてみてください!

意識して続けていけば必ず全部組み込むことができ、よい小説になっていきます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!!

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