初心者がいきなり小説を書き始めても、統一感のあるまとまった内容の小説を書き上げることは難しいでしょう。
長編になればなるほど、書き上げるハードルが高くなっていきます。
ぼくもこれまで何度も挑戦してきましたが、最後まで書き上げることができませんでした。。。
解決方法は簡単です。
書き始める前に内容を設計すればよいのです!
常に設計を見返すことで、何を書いたらよいのか迷うこともなく、まとまった内容にすることができます。
以下に当てはまる方は悩みを解消できるので参考にしてください。
・これから小説を書いていく
・執筆に挫折したことがある
・なにから始めたらよいかわからない
・準備していく順番をしりたい
この記事では小説講座を運営している鈴木輝一郎さんから学んだ、設計する4つのステップを紹介します!
まず設計の必要性を説明するので、どこに着目したらよいのか確認してください。
そのあと具体的な4つのステップを紹介していきます!
フォーマット化しているものもあるので、面倒かもしれませんが、必ず飛ばしたりせず順番にこなしてください!
いくら頭で理解しても行動に移さなければ、成長することはありません。
しっかりと基礎を体に叩き込みましょう!
長編小説を書けるようになるまでのスキルの付け方は『【小説の書き方】事前準備から長編小説を書けるようになるまでの流れ』で紹介しています。
設計の必要性
書き終えることができないのは、何を書けば良いのかわからなくなるからです。
いきなり書き始めると、行き当たりばったりになってしまい、一貫性のない作品になってしまいます。。。
ぼくもこれまで何度も書いてきましたが、後半で内容に歪みが生じて書き上げることができなかったことがあります。
設計を行っていると、方向性が明確になっているので、これから書いていくことがわかるようになります!
重要なポイントとして、小説に直接書かないことも統一感を持たせた内容にするために設計しておくことです。
詳細については後ほど、設計するための4ステップで説明します。
最初は面倒かもしれませんが、しっかり設計して最後までまとまった内容の小説を作っていきましょう!
次第に設計の工程は無意識で行えるようになるはずです。
設計するための4ステップ
一貫性のあるまとまった内容の小説を書くための設計方法を4つのステップに分けて紹介します。
4ステップは以下の流れになります。
1)人物像を決める
2)人物像を見返す
3)背景を固める
4)ストーリーを作る
それぞれについて詳細を説明していきます。
1)人物像を決める
ここが一番大切なステップになります。
まず登場人物のキャラクター、背景などを設定していきましょう。
以下の2点に分類して設定することで、ブレのない人物像を描くことができます!
・変化していくもの
・変化しないもの
それぞれの項目を紹介します。
変化していくもの
小説において大事な要素になってきます。
なぜなら小説の面白みは登場人物の考え、スキルの変化による状況の動きにあるからです!
以下のような項目を事前に決めておいてください。
・状況:家庭環境、人間関係、職場、学校
・希望:なにを求めているのか
・性格:考え方、スキル
・喜怒哀楽の傾向:感情の変化、どう感じるようになったのか
変化しいないもの
登場人物の核となる要素になります。
これを設定しておくと、どういった状況でもブレない人物を描くことができます。
変わらないことがあるので、人は悩み自分なりの成長ができるのです!
以下のような項目を事前に決めておいてください。
・経歴:これまでどういったことを経験してきたのか
・ルッックス:性格にあったルックスを想定しておいてください
・性格:人格にあったもの
・生年月日
・名前、あだ名
・登場させる理由:自分の役割を明確にする
・癖:特徴づけることができる
小説に関係ない項目もあると思います。
それでも人物像を明確にするために、必ず全部設定しておいてください。
2)人物像を見返す
人物像についてまとめてみたら、見返してみましょう。
どういう人物なのか、設定に間違いがないか確認しましょう。
このステップで重要なことは、人物像を描く上で調査が必要なものを洗い出すことです!
洗い出すことができたら、実際に足を運んでみたり、調べてみたりしてブレのない、根拠のある人物を描くことができるようになります。
3)背景を固める
人物像を明確にすることができたら、背景を固めていきましょう!
ここで重要なのは、小説に書くことはもちろん、書かないことも固めることです!
書かないことも決めておくことで、辻褄のあった統一感のある小説を作ることができるようになります。
小説に限らず目に見えないものが意外と大事だったりします。
仕事の場合は会社の情報、会社の動き、これから目標としていることなどがあります。
学校の場合は土地柄、校風などになります。
4)ストーリーを作る
小説を構成するものは以下の2つがあります。
・書かれているものと書かれていないもの
・人と人の葛藤
ストーリーを作っていくにあたり、この2つのポイントを意識する必要があります。
小説を組み立てていく上で、アウトラインから考える人が多いですが、人物像から組み立てていく方法もあります。
人物が何を考え、どうなっていくのか、そこから考えていくと面白い小説ができあがるでしょう!
まとめ
最後まで一貫性をもった、まとまった小説を書き上げるためには、書き始める前の設計が必要不可欠です!
いくら頭で事前の準備をしたとしても、実際に手を動かして、形にしていかないと後々見返すことができません。
また実際に手を動かすことで、想像しているだけでは思いつくことができなかったことが浮かんでくることも多いです。
面倒くさいかもしれませんが、理解したことで終わらせず、行動に移してください。
後々、必ず楽になっていきます!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!!
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