人間関係、仕事など。。。 なにか人生うまくいってないなぁー、ジリジリと悪い方向にいってるなぁー
このように何か具体的ではないけども、ぼんやり人生に違和感がある方!
僕は現在サラリーマンをしているのですが、このままでよいのだろうかとよく考えます。
最近は農家の友達から農業を学んで、前に進んでいますー
あなただけの答えをみつけるための手助けとなる書籍(小説)を紹介してきますー!
「スクラップ・アンド・ビルド」という書籍です!
タイトルの意味は老朽化して非効率な工場設備や行政機構を廃棄・廃止して、新しい生産施設・行政機構におきかえることによって、生産設備・行政機構の集中化、効率化などを実現することです(Wiki参照)。
介護とは?と考えさせられるような内容になっているので、介護関係の仕事をされている方は是非読んでみてください!
「スクラップ・アンド・ビルド」ってどんな本?
羽田圭介さんが2015年、第153回芥川賞を受賞した小説です!
最近ではちょくちょくテレビにも出てるので、本を読まない方でもご存知の方も多いのではないでしょうか。
なんと17歳で「黒冷水」を執筆して第40回文藝賞を受賞しています!
天才ってやつだ!
さっそく内容ご紹介<ネタバレ注意>
今回ご紹介する「スクラップ・アンド・ビルド」の内容をご紹介していきますー
登場人物はこちらです。
・主人公:28歳、転職活動中(現在無職)、筋トレなど自分の生活をコントロールしている、人生再構築中
・祖父:「早う死にたか」が口癖、体は自由に動かないが健康体
・母:口が悪い、祖父に対してキツくあたる
勤めていた会社をやめて転職活動中の主人公が祖父と関わりながら、人生を再構築していく中での心情の変化を描いた小説です!
転職活動もうまくいかず、資格取得の勉強、筋トレをやりながら淡々と日が流れている。
ある悪天候の日、やることもなく、ベッドの上でごろごろしていたら、祖父のことを考え始める!
病気ではないが、体が思うように動かず、よく母から怒鳴れている祖父。
「早う死にたか」が口癖になっている。
何百回もそんな口癖を聞き、慣れていたいたのだが、やることなくごろごろしているうちに、自分は祖父の口癖に対し形だけで答えていなかっただろうか。
こんな動けない状態がずっと続く、今後もよくなることはないだろう、とわかったら早く死にたくなるもではないだろうかと。
お金を稼ぐこともなく、家の中で孝行作業を行い、弱者に手を差し伸べ自己満足をしていたことに気づく。
本当に相手の気持ちも考えることなどせずに。。。
そこで主人公は祖父に苦痛も恐怖もない尊厳死を与えられないか、考えるようになります。
介護業界で働いている友人の話を聞くと、人間をダメにする方法とは介護しまくることだそうだ。
全く体を動かさなくとどんどん脳も筋肉も衰退していくとのこと。
それからは祖父に対して尊厳死をしてほしい、という気持ちから最大限の手厚い介護をしていくことに。。。
いろいろと試行錯誤しながら尊厳死に向けて活動していく主人公。
そんなある日、祖父をお風呂にいれてトイレにいっている間におぼれている。
さらに必死にもがいているのだ。生きるためにもがいているのだ。
ここで間違っていたことに気づく!
その後主人公たちがどのようになるのかは読んでいただきたいです!
この本で大切なのは結果どうなったのか、というより、主人公がどのように感じ、どのような考えから行動をしているのか感じていただくことです!!
どのように感じたのか
当たり前のことが当たり前ではない
僕は電車で座っているとき、近くに立っている高齢の方がいたら、必ず席を譲るようにしています。
これはモラルもあるし、自己満足もあります。
でも果たして本当に相手のことを考えていたら譲るべきなのだろうか。
もちろんしんどい思いをしてそうなら譲るべきだろう!
でも全然立つことができるのに、無理に譲られるとその人の筋力を奪うことになるのではないか。。
このように日常の中で当たり前にとっていた行動が本当に正しいのか考えるようになった。
今の人間関係、仕事に違和感がある方!
きっと当たり前と思ってやってきたことが、間違っています!
これまでの常識を捨てて、新しい視点を持ってみよう!
まず始めやすいものとして、自分の周りの人がなにを考えているのか、必死に考えよう!
想像している10倍考えてみよう!
すると自分のことに対しても新しい見え方ができてくる!
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!!!
他にも人生の参考になる書籍を読んだ際はまとめていくのでよろしくお願いいたします!!
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