面白半分で「完全教祖マニュアル」という書籍を読んでみました。
教祖になるための方法、教団を成長させていく方法が紹介されています。
具体的に紹介されていて、とても面白くビジネスとしても大変役立ちそうな内容でした。
目次を読んでみると、以下のようなことが書いてあり、話のネタになるかと思って買ってみました。
- 神を生み出そう
- 食物規制をしよう
- 権威を振りかざそう
- 不用品を売りつけよう
うわ、怪しいなぁ〜
悪いことやーん!
ぼくも最初そう思いましたw
でも読み進めていくうちにバリバリのビジネス本であることがわかりました!
伝え方の問題でしかなく、具体的に理由ふくめて書かれており、ビジネスにも役立てそうなものでした!
世界三大宗教でも、どのように利用のされているのか説明されているので、本質的な知識を得ることができます!
記事の内容は少し悪意があるように捉えられるかもしれませんが、しっかりと構想を練られた良書だと思っています。
- 面白い本を知りたい
- 話のネタがほしい
- ビジネスを学びたい
- 教祖って何を考えているのか知りたい
- 宗教団体ってどうやって成り立つのか知りたい
ちなみに、ぼくは教祖になる予定はないですよw
完全教祖マニュアル:思想編
教祖になるためには教義が必要です!
宗教の教えを体系化したもの。多岐に亘る宗教があり、そのいずれにも独自のこれが存在し、各々の宗教を信奉する人が、これに則って物事を理解したり判断する助けとなるものとされる。
ウィキペディア(Wikipedia):https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E7%BE%A9
教祖になる前の基礎知識
教祖になるためには、以下の要素が必要です。
- 発信する人
- 信じる人
当たり前ですよねw
逆にいうと、これだけあれば教祖になれます!
また、宗教を興すなんて怪しい、、、と思われるかもしれません。
過程はどうであれ、宗教、教祖の役割は人を幸せにすることです!
※これから説明する方法は一見、無茶苦茶に聞こえますが、人を幸せにする、という前提の元であることを忘れないようにしてください。
具体的な方法について紹介していきます。
神をつくろう
宗教には信じられるもの、つまり「神」が必要です。
でも、神をつくるなんて、、、なにをどうしたらよいのだろう?
深く考えなくて大丈夫です。
中身はなにもなくて大丈夫なのです!
必要とする例としては、なにか問題があったときに神のせいにすることができる、などがあります。
クドいですが、方法はどうであれ、人を幸せにすることができたらよいのです!
中身は必要ないですが、大切なことが2つあります。
- 名前づけ
- 偶像をつくる
名前づけ
名前は威厳をたもつに考えなければいけません。
確かに、へなちょこな名前の神様は信じたくないなぁ〜w
周りにも言いにくいし、、、
ピンっとくるものが思いつかない場合はシンプルに「神」でも大丈夫です!
偶像をつくる
ただ神といっても、イメージが難しいですよね。
そこで偶像をつくるようにしましょう。
偶像があることで、とっつきやすくなります。
形がある、というだけで強い力を発揮します。
偶像なんて用意できない、、、
そんなことありません。偶像はなんだってよいのです!
それっぽいものを探してみましょう。
既存の宗教をアップデートする
1から宗教の内容を考えると、膨大な学習が必要となるでしょう。。。
既存の宗教を焼き直しすればよいです!
具体的には以下の流れで実施してください。
- 歴史の長い宗教に入信する
- 真面目に信者生活を送る
- 現代と適合していない内容を探す
- みつかったら、修正して教団をつくる
後ほど説明しますが、どの宗教も入信するデメリットをわざと設けます。
そこから現代と適合していない内容を探してみてください。
歴史の長い宗教であれば、より簡単です。
理論的な裏付けの用意
はじめは信者をつくるために、「納得してもらう」ことが鍵です。
そのためには理論的に納得がいく話をすることが必須です。
裏付けは誰でも理解できるように簡潔化しましょう!
いくら合理的に正しいことを言っても、難しすぎて理解できる人が少なければ、それだけ信者になる可能性が低くなります。
裏付けを用意する方法
ではどうやって用意したらよいのでしょうか?
ズバリ、社会の問題点を探してみましょう!
必ず社会には不満があります。
そこをつくんですね。
社会の問題点を論理的に解決する方法を示しましょう。
これが信仰につながっていきます!
例えば以下のカテゴリの価値をうたう方法があります。
- 健康
- 人間関係
- 経済(金銭)
「健康」の場合は、信仰してもらえれば、解決していく可能性が高いです。
これは「プラシーボ効果」と呼ばれています。
昔は薬として砂糖を飲んでいました。
現代ではそれで治る人はいないでしょうが、昔の人はそれで治っていたんですね。
つまり、信じればそれが身体にも影響する、ということです。
プラシーボ効果を利用したマーケティングについては↓↓↓をご覧ください。
不安を煽る
理由は簡単です。
人は不安になるとなにかに頼りたくなります。
宗教の場合は「神」に頼ることになるのです。
もちろん、神に頼ってきたら救済を与えて信仰を強めていきます。
具体的には「当たり前と思っていること」を「不安なこと」に変換する方法があります。
ぼくの場合、すぐに信仰してしまいそうなものとして、サラリーマンでいると将来が不安定である、といったことです。
大半の人はサラリーマンでいることを当たり前と思っています。
そこで、このように不安を煽るのですね。
教団の外と違いをつくる
教団の中と外で違いをつくることで、特別な存在であるという感覚を与えることができます。
これは、信仰を強めることに役立ちます。
例えば「食物規制」などがあります。
一見辛いことで、デメリットしかなさそうですが、人間はなにもしないことに不安を感じます。
そこで、デメリットを義務化することで、「続けることで報われる」と思うことができ、充実した人生を歩めるようになります。
これ自体が人を幸せにしていくのです!
完全教祖マニュアル:実践編
最初にも書きましたが、宗教には、話す人と信じる人が必要です。
ここでは宗教の広め方を紹介します。
ターゲットを選ぶ
マーケティングにおいてもターゲットを絞ることは重要です。
この記事では「完全教祖マニュアル」に書いてあった一部を紹介します。
- 弱っている人
- 金持ち
ヒドい、と思った方もいるのではないでしょうか。
しつこいかもしれませんが、目的は人を幸せにすることです!
弱っている人
弱っている人は誰かに助けを求めています。
具体的には以下のような方です。
- 社会的弱者
- 病気で苦しんでいる人々
- 死が近いご老人
大切なのは、ただ弱っているということでなく、なにかの意味があって弱っている、ことに気づかせることです!
それより、自分の不幸を受け入れることができ、前向きな気持ちになることができます。
お金持ち
信者にお金持ちがいると教団を潤わすことができます。
お金持ちに入信する必要があるの?
悩みなんてないんじゃない?
以下の2点で勧誘することができます。
- 死への恐怖
- 過去のあやまち
死はお金のあるなしにかかわらず平等に訪れます。
どんな人でも死への恐怖はあります。
また、お金持ちは成功するために過去あやまちを犯しているケースがあります。
「過去のあやまちを清算したい」と考える方も少なくないと思います。
そのあたりを種にアプローチしていきましょう。
具体的な行動
ターゲットが決まったら、具体的に行動していきましょう。
ここでは以下の2つを紹介します。
- 戸別勧誘
- コミュニティを作る
戸別勧誘
記事を読んでくださっている方の家にも謎な宗教の勧誘が来たことがあると思います。
ぼくも当時は、こんなの聞く人いるのかなぁー、と思っていましたw
それは当時のぼくには大した悩みがなく、必要としていなかったからです。
何かに悩んでいて、話を聞いてほしい人などもいるはずです。
そういう方には必要としてもらいやすく、役立つことができます。
コミュニティをつくる
教理内部での大きなイベントも大切ですが、信者を増やすという意味では、誰でも来れる小さなイベントを開催するとよいでしょう。
軽食などを用意しておけば、こちらから頑張って話さなくとも、来客者内で友達ができ、連帯感ができます。
他教との関わり方
「完全教祖マニュアル」では他教との関わり方について、以下の2つが紹介されており、後者をオススメしています。
- 他教をこきおろす
- 他教を認める
他教をこきおろす
信者獲得競争になった際に他教の悪口をいう方法です。
どの教祖にも弱点は必ずあります。
そこをつけば、自分の教理のほうがよく見せることが容易です。
しかし、攻撃をしかけることで、こちらも攻撃される可能性があるということです。
他教を認める
オススメされている方法です。
他教を認めることで、より自分の教理をよく見せることができます。
ぼくも周りの悪口をいっているところより、認めてこちらに決定権をくれている感じの方が親しみを持てます。
そうやって他教の信者も自分の教理に取り込みましょう!
まとめ
教祖になる方法はわかりましたか?
書き方から悪く取られるかもしれませんが、どれも人を幸せにするための方法として書かれています。
「完全教祖マニュアル」にはこの他にも具体的な内容が多く記載されています。
各内容ごとに世界三大宗教を例に紹介してくれているので、既存の宗教についても勉強になります。
また、どれもビジネスの基本的な内容だと思います。
ちなみにぼくは人が複数人集まれば、その集団で生まれる共通認識が宗教だと考えています。
そのため、悪用という意味でなく、利用できるところは多くあるのではないかと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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