【仕組み・構造】WordPressの基礎知識|動く仕組み、フォルダ構造まとめ

【仕組み・構造】WordPressの基礎知識を知ると世界が広がる|動く仕組み、フォルダ構造まとめ プログラミング
【仕組み・構造】WordPressの基礎知識を知ると世界が広がる|動く仕組み、フォルダ構造まとめ
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WordPress(以下WP)はだれでも無料で利用することができるCMSです。

IT技術の知識がなくてもブログ運営などができるようになっています。

ぼくは過去3年間SEとして働いていました。
現在、ブログ運営でWPを利用しており、GUIばかり触っていましたが、カスタマイズすることを検討する過程でWPの仕組み、構造を学習しました。

この記事ではまずWPの仕組みについて簡潔に説明します。
どういった考え方で、見ていけばWPを触ればよいのか理解できるようになるはずです。

またWPのディレクトリの中身について、用途別にファイル、ディレクトリを紹介します。
ファイル数が多いため、簡潔に説明していきますが、少し技術者向けの内容になっています。

技術者でない方もそんなことできるのかぁーと知識を広げることができるので、さらっと読んでもらえたら嬉しいです。

以下に当てはまる方は知っておいて損はないと思うので、参考にしてください。
・なんとなくWordPressを使用している
・WordPressの機能を拡張したい
・WordPressの仕組みを知りたい

仕組み、構造を理解して自分の用途に合わせて使いこなしていきましょう!

【基本】WordPressの仕組み

【基本】WordPressの仕組み

WPを利用している方は、必ずここだけでも理解しておいてください。

技術者でなくても必ず利用しているので、意味を把握してください!

大きくみたWPの構成は以下の4つになります。
・WP本体
・プラグイン
・テーマ
・データベース


それぞれの役割について簡単に紹介します。

WP本体

管理画面やHPなどがこれにあたります。

ここが基盤となり、他の要素と繋がっていくイメージになります。

プラグイン

WPの拡張機能が可能になります。
管理画面を拡張させることで、運用を楽にしたり、効率的にすることができます。

例えば以下のようなものがあります。
Contact Form 7:お問い合わせフォームの追加
All in One SEO Pack:SEO対策
SiteGuard WP Plugin:セキュリティ強化

他にも数多くのプラグインがあります。
やりたいと思ったことは大半が揃っているので、一度調べてみてください!

テーマ

WPのスタイル、デザインを自分で作らなくてもテーマを入れることで、まとまったデザインを取り入れることができます。

現在(2020/9/6)時点では7,772個のテーマが利用可能です。
WPテーマはこちらにまとまっています。

またより優れた有料で販売されているものもあります。
周りと差別化したい場合は有料版を導入するのもよいでしょう!

データベース

投稿の内容はファイルで保存されるのではなく、データベースに保存されます。

WPでなにかHPを作りたい場合は、WP本体とデータベースがあれば可能です!

WPは外側のプラットフォームで中身はデータベースと考えるとイメージしやすいと思います。

データベース構造については『WordPressのデータベース構造|メインのデータを扱うテーブルと重要度の低いテーブル』で紹介しています。

WordPressのフォルダ構成

WordPressのフォルダ構成

WPは基本的に画面上で大抵のことを操作できるようになっています。
それがCMSというものなのですが、、、

しかし、カスタマイズしたい場合や、機能を応用させたい場合などで、サーバに入り、直接触る機会もあるもあるでしょう!

そこで用途ごとに、WPのフォルダ構成を紹介します。

フォルダ構成は以下になります。

■index.php
■license.txt
■readme.html
■wp-activate.php
■wp-admin/
■wp-blog-header.php
■wp-comments-post.php
■wp-config-sample.php
■wp-config.php
■wp-content/
■wp-cron.php
■wp-includes/
■wp-links-opml.php
■wp-load.php
■wp-login.php
■wp-mail.php
■wp-settings.php
■wp-signup.php
■wp-trackback.php
■xmlrpc.php

設定ファイル、情報まとめファイル

WPの設定とWPのドキュメントとなるファイル一覧になります。

wp-config.php 様々な設定を行っているファイル

例)
・DB接続情報
・セキュリティキー:Cookieの無効化

「wp-config-sample.php」を変更して「wp-config.php」として利用する元ファイル
wp-settings.php WPの設定ファイル

以下の設定が可能です。
・キャッシュ
・関数などの場所を記憶
・日本語化する場合の関連ファイル場所を設定
wp-login.php 管理画面へのログインに関する情報をまとめたファイル

ログイン時のセキュリティ強化などの際に触るものになります
wp-signup.php ブログ名、ユーザ名の設定ファイル

会員登録するときに使用します
wp-activate.php ユーザアカンウトの有効設定で使用するファイル
wp-links-opml.php リンクのXML/OPML出力に関するファイル

消しても問題ないケースが多いです
license.txt WPのライセンスに関する情報がまとまったファイル
readme.html WPの説明書

動作させるためのファイル

プログラムを動かすためのファイル一覧になります。

それぞれどのような動きをしているのか紹介します。

index.php 基盤となるファイルで、各ディレクトリに入っています

・関数などの場所を記憶
テンプレートがないと最終的に表示されるものです
wp-load.php WPの処理するファイルの読み込みに関するファイル

WPの関数を外部ファイルから読み出す場合はこのファイルを読み込むようにしてください
wp-mail.php メールでブログを更新することができるようにするファイルです
意外と知られていない機能でしょう

メールで更新できるため使用にはセキュリティに注意してください
wp-cron.php cron処理を行うファイル
時間に合わせて実行させるもので、予約投稿などで使用されます

Dos攻撃で利用されたケースがあるので注意が必要です
wp-blog-header.php テンプレートなどWP関連のファイルを読み込むためのファイル
wp-load.phpもその一つです
wp-comments-post.php コメント機能に関するものが書かれたファイル
IP制限することも可能です
wp-trackback.php トラックバックの際に必要なファイル

トラックバックとは自身のブログの記事が引用・参照した事や関連性がある事を通知する目的で行なわれるもののことです
このファイルからPingを送信して引用側がPingを受信するのです
xmlrpc.php XML-RPCに関するファイル
WP以外の外部システムと連携するためのもの

現在はREST APIの機能があり、使われることはほぼないので削除してもよいでしょう

ディレクトリ3つ

WPには以下のディレクトリが存在します。

・wp-admin
・wp-content
・wp-includes


それぞれがどういったものをまとめているのか説明します。

wp-admin

管理画面を構成するものになります。

基本的に触ることはないでしょうが、運用でなにかカスタマイズしたいことがある場合はこのディレクトリ内を改修していくことになるでしょう。

ぼくは運用を変更するシステムを考えているので、もう少し勉強しながら改修していく予定です。

wp-content

テーマやプラグインなどをまとめたものになります。

主に利用するのがこのディレクトリになります。

投稿に関するものがまとまって入っています。
画像などもこのディレクトリ内に入ることになります。

wp-includes

WPの関数やクラスがまとまったものになります。

WPを正常に動かすためのプログラムが入っているので、基本的に触ることはないでしょう。

改修するにはかなりWPの勉強をしておいたほうがよいでしょう。

最後に

メールから投稿することができることは知りませんでした。

どんなことでも仕組みを学ぶことで、可能性を広げることができます。

構造を理解することができたので、カスタマイズしていこうと思います!

ローカルにWP環境を構築したい場合は『ローカルでWordPress環境を構築するには「Local」がオススメ|構築手順から利用用途まで』を参考にしてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!!

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