【資産運用の基礎】わかっているようで理解できていない金利の知識|金利を学ばず資産運用はできない

【資産運用の基礎】わかっているようで理解できていない金利の知識|金利を学ばず資産運用はできない ビジネス
【資産運用の基礎】わかっているようで理解できていない金利の知識|金利を学ばず資産運用はできない
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現代ではお金の知識がないと厳しいと言われています。
将来の年金も期待できないため、自分で運用しないと、将来受け取れるものが想定以下になってしまうからです。

ぼくは株取引で年利3%を6年間続けています。

資産運用といっても、どういった考えでやっていけばよいかわからない人が多いと思います。
中にはどこかに運用を任せているケースもあるでしょう。

しかし、自分で考えることができなければ、もし任せているところがコケたら一貫の終わりです。。。

逆に自分で考える癖をつけていたら、どのような状況にも適切に対処することができます。

そこで、基本となる知識「金利」について説明します。

資産運用を自分で行っている人で金利を知らない人はいないでしょう。
しかし、意外と金利の性質を理解していない人が多いです。

この記事では金利とはどういったものか、経済でよく聞く金利ワードについて説明していきます。

以下のような方は参考になると思います。
・資産運用を始めたいが何からしてよいかわからない
・資産運用では何を考えたらよいのか
・金利について勉強したい

それでは始めていきましょう!

金利とは【3つの性質】

金利とは【3つの性質】

簡単にいうと「未来を映し出すもの」のことです。

いまいちピンとこないですよね。。。

具体的には「貸し借りしたお金に一定の割合で加えられる報酬」です!

100万円で貸していたものが、102万円で返ってくると2万円得します。
この場合、金利は2%になります。

単純にはそれだけなのですが、意外と知られていない金利の3つの性質があります。
これを知っていると、広い視野で考えることができるようになります。

リスクに伴う報酬

世の中には金利の高いものと、低いものがあります。

どういった違いがあるのでしょうか。

ズバリ、リスクの高いものは金利も高いです!

お金を貸しても、返ってくる可能性が低いと、その分返ってきたときの報酬が大きいのは当たり前ですよね。

逆に、確実に返ってくるようなものだと、金利も低いです。
銀行への預貯金などが当てはまります。

意外と意識できていない影響しているものは「時間」です。

長い期間貸したほうが金利は高くなります。

貸している間になにがあるかわからないです。
1週間後には返ってくるものも、10年後は確実とは言えないですよね。

将来の報酬に対する見返り

よくイメージされる性質です。

お金を貸したら、少し高くなって返ってくる、というものです。

しかし、なぜ高くなるのでしょうか?

お金を貸す側は、貸すことで利益がある、利益の見込みがある前提で貸します。
なにもなければ貸すはずないですよね。

貸したお金に付加価値が生まれて報酬を得るのです。

借りる側は、借りたお金を利用して成果を上げます。
もちろん、貸してくれた人に付加価値をつけて返す必要があるので、借りたときより価値の高いものにする必要があります。

「借りた分 + 返すときの付加報酬 + 自分の儲け」が必要になるのです。

モノの値段を調整する

金利は物価の上昇率を表す「インフレ率」と大きく関わっています。

例えば、100円貸して102円返ってきたとします。
しかし、インフレが発生して100円の商品が105円になっていたら、損してしまいます。

このようにインフレが発生するとモノの金額が高くなります。
つまり、ある金額で買えていたものが、同じ金額では買えなくなります。

深く説明していくと長くなりますが、金利はインフレ率と連動することで、モノの値段を調整しているのです!

ちなみに、この調整は日本銀行などの中央銀行が実施しています。

利回り、金利の違い

利回り、金利の違い

利回りとは「元の金額に対して、どのくらい増えたかを表す割合」のことです。

【具体例】
100万円で株を購入したとします。
1年間で配当3万円がはいってき、株価が105万円まで上がったとします。

つまり、1年間で100万円が108万円になったということです。
8万円の利益がでました。

この場合の利回りは8%です。

一方、金利は「お金を借りたら付加して返す割合」のことです。
つまり、利回りと違い運用で得られたものは別なのです。

あくまで付加されたものです!

【+α 経済の勉強】名目金利と実質金利

【+α 経済の勉強】名目金利と実質金利

結論からいうと「実質金利 = 名目金利 ー インフレ率」です!

よくわからないですよね。。。

名目金利、実質金利を具体例で説明します。

名目金利の具体例

100万円を貸したとします。
金利が年5%(年利5%)の場合、1年後には105万円になります。

利益の5万、元手の5%が名目金利です。

実質金利の具体例

上記と同様に100万円を貸したとします。
金利が年5%(年利5%)の場合、1年後には105万円になります。

さらにインフレ率が2%だったとします。
その場合、これまで100万円で買えたものが、102万円必要となります。

つまり、1年後105万円持っているが、100万円のものを買うのに102万必要となっている状態です。

この場合は、3万円得したといえます。

実質金利は3%となります。

「実質金利 = 名目金利 ー インフレ率」はイメージできたと思います。

まとめ

金利についてなんとなく理解することはできましたか?

金利の性質については、意外と知らない人が多い大切な内容になっているので、必ずおさえておいてください!

資産運用を始めるのに、遅いということはありません。
あるのは早ければ早いだけ良いということです!

すぐに始めることが難しい場合でも、事前に勉強だけは進めておきましょう。

株取引を検討されている方は「【資産運用】株を始める前提知識|まずは概要を把握することが必須」で基礎的な内容を説明しているので、参考にしてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!!

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