税金は大きく所得・消費・資産に分けられます。
その中でも、確定申告においては『所得』の知識が必須になります。
所得は税金全体の53%と大きな割合をしめています。
所得への課税は以下に分けられます。
・所得税:個人に課せられる
・法人税:法人に課せられる
この記事では確定申告に関係のある所得税にフォーカスして、所得と収入の違いについて説明します。
意外と同じ意味として捉えている人が多いので、しっかりと違いを理解しておきましょう!
次に所得を計算する上で、必要な知識を紹介します。
所得は10つに分類されて、それぞれで計算方法が異なります。
またその他の計算方法が変わる要素についても説明します。
以下に当てはまる方は悩みを解決できます!
・税金について知識をつけたい
・所得税について理解を深めたい
・今年初めて確定申告する
・確定申告する際に知っておくべきことがわからない
難しい用語が出てくるところもありますが、簡単に説明していくので、参考にしてください。
最後に簡単に確定申告書を作成するためのオススメサービスについても紹介します!
税金の基礎については『【税金の基礎】考えるときの6つのポイントと課税対象を3つに分類』でまとめています。
所得と収入の違いとは
結論からいうと、収入をもっと広い意味で捉えたものが所得になります。
といってもふわっとしてて、わかりづらいですよね。。。
収入と所得についてそれぞれ説明していきます。
収入について
収入とは1/1〜12/31までの1年間で手元に入ってきた金額のことです。
一般的なサラリーマンの場合は給与と賞与を合計したものになります。
税金には「担税力」という考え方があります。
これは各人の負担の割合を同じするというものです。
租税を負担する能力が高い方がより多くの税金を納める必要があります。
収入が高いほど、多くの税金がかかるように思われますが、実際は違います!
たとえば農家の場合、作物を収入とせず、自分で食べることができます。
収入ベースで課税する場合は、自分で食べた分に課税はされません。
これでは公平性にかけますよね。。。
そこで、自家消費なども含める所得という考えが生まれました。
所得について
給与、収入と同じように考えられることが多いですが、より広い考え方になります。
具体的は消費額と純資産( 総資産ー総負債 )が所得です。
ちょっとわかりづらいですよね。。。
簡単にいうと以下の合計になります。
・収入
・自分の労働で作った資産から消費した量
・資産価値の増加
つまり、収入に自分で作ったもの、資産運用で得たものを加えたものになります!
しかし、収入意外の部分は正確に計算することが難しいです。
そのため自分で作ったもの、資産運用で得たものは一部のみ所得して計算され、課税対象となります。
余談ですが、宝くじの当選金は非課税となります。 それは宝くじ全体の売上の約40%が税金として課税されているためです。 40%も取られていると考えると期待値の低さが理解できると思います。
所得税の計算方法
では所得が同じ金額なら、税金も同じ金額になるでしょうか?
答えはNoです!
所得が同じでも以下のような場合、同じ金額にすると不公平になるからです。
・サラリーマンと個人事業主
・養っている家族の状況
・災害にあった
そこで課税される金額の元になる所得金額を計算する方法が存在します。
まず所得を計算するために、所得は大きく10種類に分けて考えられます。
その他にも、事情に応じて所得金額を控除できる。
「申告納税制度」というものがあり、税務署に申告をすることで控除を受けられることがあります。
ここでは所得の10分類を紹介します。
所得の10分類
【所有財産によるもの】 ・不動産所得 ・利子所得 ・配当所得 【労働によるもの】 ・事業所等 ・給与所得 【臨時的なもの】 ・譲渡所得 ・一時所得 【長期の結果によるもの】 ・退職所得 ・山林所得 【その他】 ・雑所得
確定申告書の必要性
おおよそ、税金に関する所得の計算方法について理解できたかと思います。
しかし、いろんな分類からそれぞれを計算するのって難しそうですよね。。。
そこで、複雑な計算を自分で計算し、申告するまでの手順が書かれている「確定申告書」ができました!
とはいっても、確定申告すら難しいですよね。
そこで初月無料で簡単に確定申告できるマネーフォワード確定申告をオススメします。
銀行・クレジット明細の自動取込機能もあり、運用も簡単です!
1ヶ月無料で使える上に、その後も個人の場合、月800円で利用することができます。
毎日の面倒を考えると、文庫本程度の金額で時間を節約することができるので使ってみてください。
1ヶ月は無料なので、自分に合っているか試してみるだけでもよいでしょう。
確定申告したことない方は勉強にもなるので試してみてください。
最後に
確定申告書は複雑な所得の計算方法のやり方、申請するまでの手順についてフォーマット化したものです。
確定申告をするために、所得の知識をつけることは必須です。
10つの所得の種類があること、それぞれの計算方法があることを理解することができたら、実際に申告書を作る上での方向性が見えてくると思います。
また、税金についての知識も広がり、生活する上での考え方が広がっていくでしょう!
税金については後日新しい情報を発信するので、楽しみにしててください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!!
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